昔、どの本か忘れたけど鷲田清一さんの本に書いてあったことをいつも考える。
うろ覚えだけど、こんなようなこと。
生まれた赤ちゃんは一人で生きれない。
そんな赤ちゃんを親は育て、そこに見返りを前提とした関係はない。
無償の愛といっていいのかわからないが、それに似た愛情を貰うことで子どもは大人になって、死にたい時に生きることを考えるのではないか。
見返りのない愛情が自分の生を根拠なく支えている。それは根拠がなくても存在してよいと言われているようだ。意味や理由を求める時代でも生きる根底の原動力は愛なのかと思う。
綺麗事でもなく、適度に怠惰でたまに流されてぼんやり愛情を。